先生 「2けたの整数は10から99まで90個あるね。」
生徒A 「99-10で89個じゃないの?」
生徒B 「なんで?」
生徒C 「たしかに、99-10+1で90個です。」
生徒D 「99-10-1で88個じゃなかったっけ?」
生徒E 「99-9で90個でしょう。」
算数の問題を解いていると整数の個数を数える場面はよくありますが、ここで「簡単に求められる生徒」と「簡単に間違う生徒」と「迷っている生徒」に分かれます。このような基本がさりげなくできていないとつまずきの原因になっていきます。
必ずどこかで経験しているはずなのに、生徒Bや生徒Dのように不完全であったり、生徒Aのように完全に注意点が抜けている生徒が現れます。生徒Cも生徒Eも考え方はともに正解ですが、どちらでもいいのです。自分で試して考えやすいほうを身につけておきましょう。生徒Dのように、公式っぽく覚えようとして不完全な生徒が多いですよ。
[対策]
ここでは式の説明はしませんが、生徒Cのようにするならなぜ1を足すのか、生徒Eのようにするならなぜ9を引くのか自分で納得するまで確認しておくこと。
公式として覚えるなら完ぺきに覚えましょう。それでも迷ったら試せばよい。
例えば4から7までの整数は4,5,6,7と数えてみれば4個とわかります。7-4=3に1をたさないとあいませんね。