講師紹介
指導講師山本 裕一(やまもと ひろかず)
大手進学塾において、灘中・洛南高附属中・東大寺学園中・星光学院中・西大和学園中・四天王寺中などの 難関中学校受験を算数科講師として25年間指導。
指導理念
算数を楽しむために必要な「思考力」
山本塾は、すべての子供たちに、算数を楽しむために必要な思考する力という「武器」を与えてあげることを目標としています。
算数が暗記科目になっていませんか?
学習の基本は教えを受けることです。学校でも塾でも専門学校でも、授業での教えをいかに理解し・吸収するかが最も大切なことです。
同じ授業を受けて、同じ課題をこなしていても、習熟度に大きな差がついていきます。
その原因の根本をたどれば、必ず授業の受け方の差に行き着きます。
「授業を受ける」の意味が、習熟度の高い子供と低い子供では違うのです。
授業で最も優先することは、板書をノートに書き写すことではなく、内容を覚えることでもなく、単に楽しむことでもなく、
その場でフルに頭を回転させて試行錯誤することです。 この授業の受け方の違いは、
中学生・高校生・大学生・社会人になっても大きな差を生み続けるでしょう。
伸びない授業の受け方をしている子供はそれに気づいていませんし、もちろん保護者の方も気づきません。
中学受験に向けた学習は、⼩学生にとっては質も高く量も多いため、解法を覚えて済ませる、
つまり暗記でその場をしのぐ学習になりがちです。 しかし、すべての問題の解法をそれぞれ覚えるような学習にはすぐに限界がきます。
それでは、ひとつひとつの単元はできている(そのときは覚えている)し、時間もしっかりかけて宿題もやり直しもしているが、
実践的な問題が解けないという結果になってしまいます。
そうして学年が上がるごとに算数が苦しい科目になってしまいます。 現にそのような状態になっている、
そのような経験があるという方は多数おられるでしょう。
山本塾では「計算力」と「思考力」を鍛えます。
なぜそうなるのか? 早期の段階で計算力と思考力(実践で役立つ「武器」)を深く身に付けていないことが主な原因です。
そこに手を打たなければ、知らず知らずのうちに、「武器」も持たせずに子供を戦いの場に送り込み、
なぜ勝てない?なぜ結果が出ない?と追い詰めていくことになります。 逆に、すべての算数の問題が限られた基本知識とつながっていて、
常に計算が絡んでいることを認識し、その力を付けることを徹底すればすべてが楽な方向に進みます。
もちろん、すでに5年生・6年生になっていて、算数が伸びないとお悩みの方やさらに高いレベルを目指す方、
中学受験をしない方にとっても将来的に有効な「武器」となります。
さあ、これからの学習をより効率的に、より奥深く、より楽しめるものとするための第一歩を山本塾で踏み出しましょう。
なぜ作図にこだわるのか?
低学年時の図形では、フリーハンドで図をうまく描く(バランスよく描く)ことに重点を置いています。
例えば、直角のところを「直角っぽく描く」平行なところを「平行っぽく描く」ことができていれば図はきれいになります。
うまく図が描けるということは、図の特徴を考えて(理解して)描いているということです。
高学年での図形では、その特徴を利用して問題を解くことになりますので、「図がうまい=図形ができる」につながっていくのです。
なぜ暗算にこだわるのか?~算数は試せばわかる科目~
理解するためには暗算が必要である。
これは大手進学塾で長年算数を教えた経験から、最難関中学校への受験指導をした経験から得た「答え」です。
例えば、1,3,5,7,9,11・・・と奇数が並んでいます。小さい方から10番目の奇数はいくらですか?と問われると10×2-1=19となりますが、これは式の形を覚えるのではなく、4番目の奇数は4×2-1=7,6番目の奇数は6×2-1=11となっていることを暗算で試せばわかることです。その後に、0をのぞく偶数(2,4,6,8,10・・・)と対応していることが理解できます。一方、暗算ができない子(しない子)、つまり「試せない子」は式が間違っていても気付かないし、忘れたらおしまいという学習になってしまいます。
簡単な内容の例をあげましたが、難度が上がっても試すことで理解が深まることは同じです。
授業中に自分の頭の中で試している子と、ただ先生が板書したことをノートに写している子の差が出るのは当然のことです。
ぜひ、すべての子に自ら試してわかったときの感激や楽しみを味わえるようになってもらいたい。
塾で伸びるための条件
「教える側と教わる側が役割を果たすこと」
皆さんが塾選びの基準とすることは何でしょうか?
わかりやすい授業、よくできた教材、楽しそうな雰囲気、合格実績、受講料金、通塾の便利さなど、さまざまな基準があると思いますが、塾に通う目的はと言えば、第一に「学力を伸ばすこと」でしょう。
もちろん我々「教える側」は、これまでの経験や知恵をふりしぼって、どう教えればわかりやすいだろうか、どんな教材にすれば使いやすいだろうか、と全力で考えます。一方の「教わる側」も教わったことは責任を持ってできるようにする、授業中は全力で考えるという役割を果たせば、必ず学力は伸びます。
どちらかが欠けると、つまりどちらかが「相手におまかせ」という姿勢になると、やってるわりに伸びないなぁという結果に終わります。
しかし、双方が役割を果たしていれば「もっといろんなことを教えてあげよう」「もっとがんばってできることを増やそう」というプラス方向の効果が働き、何倍もの成果が出ます。
塾に通うなら、役割を果たすという「覚悟」だけは持っておきましょう。我々もその「覚悟」を持ってお待ちしています。